柳澤桂子さんの本を読めば ・・・

遺伝子にはすでに遠い昔から ・・・
宗教や倫理などにたいする脳が感じるような意識は ・・・
設計図のように組み込まれていると ・・・
そんな意味のことが書かれていた。
芸術への関心なども同じことだと言う。
芸術が遺伝するのではなくて ・・・
芸術を愛するような心が遺伝するのだと言う。
ただし「そう思う」と言うような書き方だった。
彼女はどうやら ・・・
般若心経に何かを見出したようだ。
まだ彼女の「生きて死ぬ智慧」を読んでいないが ・・・
その本には ・・・
般若心経の「現代語訳」みたいな記述があるそうだ。
素直な気持ちで読めるのかどうか ・・・
分からないが ・・・
ひとつそれを読んでみようと思っている。
彼女に言わせると ・・・
宗教と科学は反対の位置にあるのではなくて ・・・
その2つが溶け合ったところに真実があると言うのだ。
そして ・・・
人間は ・・・
真実の姿と仮想の姿の中間に生きており ・・・
仮想の姿によって我欲とか食欲とかがあるのであり ・・・
したがって懊悩はいつまでも消えないのだと言う。
したがって人間は ・・・
その仮想の姿をさらに超越して ・・・
第3の領域まで到達すれば ・・・
そこで初めて「空」と言う領域に達することが出来ると ・・・
そしてそれが般若心経なのだと言う。
分かったような分からないような ・・・
まぁひとつ ・・・
騙されたような気分になって読んでみるか!
それもまた1つの我欲だと思って ・・・
しかしへんな気持ちではある。
何故ならば ・・・
僕は神や仏は信じない男なのだから ・・・