遺伝子が人間を支配している!
我々は錯覚している。
我々が遺伝子を支配しているのだと ・・・
だがそれは正しくない。
我々は遺伝子に支配されているのである。
その理由は ・・・
まず第一に言えることは ・・・
我々はもともと「無」であった。
つまり今の年齢の以前には我々は「無かった」のだ。
しかし我々はつくられた。
つくったのは遺伝子だ。
遺伝子が父親と母親に「つくれ」と命じたのだ。
命令を受けた父母は命令どおりに我々をつくったのだ。
したがって ・・・
我々は遺伝子に支配される運命を背負わされたのだ。
それがすなわち遺伝子宿命論なのである。